円形脱毛の発見

円形脱毛のような症状がただの抜け毛なのか、それとも円形脱毛症なのかを見極める方法がある。誰でも簡単に見極められる方法なので、万が一症状が見られた時には、是非確認してみよう。まず、脱毛している箇所の形が境界がはっきりとしている円形、もしくは楕円形をしているかを確認しよう。円形や楕円形でない場合は、円形脱毛症ではないかもしれない。つぎに脱毛している箇所の周辺の髪の毛を引っ張ってみて欲しい。この時に痛みがなく、何の抵抗もなく簡単に抜けてしまう場合は円形脱毛症の可能性が高いと思われる。この時に通常感じる痛みや抵抗を感じた場合は円形脱毛症でないかもしれない。そして抜けた髪の毛の毛根部分をよく見てみよう。抜け毛が、細くとがっていたりして、明らかに健康な部分の髪の毛と異なるところがある場合は円形脱毛症の可能性が高いと思われる。ただし、これらはあくまで目安なので注意が必要だ。円形脱毛症の可能性が考えられるときは専門医での早期診断がおススメだ。

専門医や睡眠

円形脱毛症になってしまうと、一番気になるのは周囲の目だろう。ストレスは原因のひとつとされている。発病してしまったことを気に病むあまり、余計にストレスを感じてしまうことは、完治するには逆効果となってしまう。単発型円形脱毛症であれば、ある程度の円形脱毛部分は、他の髪の毛でカバーすることは可能なので、それほどまでに深刻になることはないかもしれない。一番よくないことは、その悩みを一人で抱え込んでしまうことだ。思い悩んでいることで、身体に更にストレスを与えてしまう。円形脱毛症は治すことができる病気だということを、きちんと理解して、まずは専門医の診断を受けることが大切だ。またきちんと睡眠をとるように心がけて欲しい。髪の毛は一般的に22時頃から2時頃の間に成長する。この時間帯にきちんとした睡眠をとっていないと髪の毛の成長が妨げられてしまうからだ。円形脱毛症は睡眠をとったからといって即治るものではないが、規則正しい生活が身に付き、ストレスから解放される効果がある。円形脱毛症を改善する生活スタイルは、あくまで規則正しい健康的な生活を送ることにあるようだ。

子供の場合

円形脱毛症は最近では子供が発病するケースが増えてきた。原因ははっきりとはしていないが、アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・喘息を併発するケースが多いらしい。子供が発病して心配なのは、精神的ショックだろう。子供にとって髪の毛が抜けてしまうということは受け入れることができないほどのショックを与えると思われる。ここで大事になってくるのは親がしっかりすることだ。周囲の理解を得ること、きちんと学校にフォローしてもらえるようにすることなど親がやる必要がある。手軽なかつらなどを準備しておくことも考えなければいけないだろう。子供が安心して学校に行けるよう、ストレスを感じることなく生活ができるように、出来る限りサポートしよう。子供の場合、一般的に治りにくいと言われている。まずは治療は長くなるものだという認識を持つことが大切だろう。そして専門医やかかりつけの医師などとよく相談して、あせらずに辛抱強く治療をしていくことがとても大切だ。円形脱毛症の原因は、精神的ストレスや内分泌の異常、自己免疫疾患、遺伝的素因などといわれる。とくにストレスは円形脱毛症だけでなく、さまざまな病気の原因となっている。